こんにちは、モンブランです。
最近どうも毎日眠くて…。十分に睡眠時間が取れているかと言われたらそうでもないんですけど、例えば通学の電車の中では気絶するように眠ってしまうことが多いのです。季節の変わり目のせいにでもしておこうかな。
通学時間……本当は、本をたくさん読みたいのです!!!
物心がついた時から年齢相応の本を読み続けてきて、人並みの読書量は積んできたと自負しておりますが大学生になってから読むことをはたとやめちゃって。
しかしどうも最近、語彙力やら文章表現力やらの衰えを感じてきたので意を決して再び読書を頑張ろうと思った次第でございます。笑
で、数か月ぶりに新しく本を読んでみたらなんて面白いの。と感動!!!
本を読んでいるときの没頭感、日本語の美しさへの感動。読むってこんなに素敵なことなのになんで遠ざかっっちゃっていたのだろうと悔しくなりましたねえ。
本(小説)に限らず、ドラマや映画の文化資本も味わいたいなと思っている今日この頃なのでのんびり楽しむぞ~
せっかく時間があるからね、時間がかかることして内面磨きたいですよね。
さて、ここからはそんな私が最近読んだ本とお気に入りの本を少しばかり紹介させてくださいな。
『未来』 湊かなえ
子ども時代に苦労をした少女たちの物語で、フィクションですが現代日本のどこでも起こりうる話なので非常にリアリティがあり、ある意味怖さを感じる作品。小学生時代に片方の親を亡くしたり、性的虐待を受けたり…。自身のエゴを振りかざす、大人になれていない親の元に生まれてしまったが故の想像しがたい苦悩に満ちあふれた物語でした。
私自身は比較的恵まれた環境で生まれ育ち、何不自由なくこれまでの人生を歩んできたという自覚があります。世の中にはいろいろなバックグラウンドを抱えた人がいることを知っておくだけでも大事なのかな、なんて思いました。
『風に舞い上がるビニールシート』 森絵都
自分にとって大事なものを生きがとして奔走する人たちの短編集。登場する彼ら、彼女らはみな裕福ではないかもしれないけれどそれぞれ生き方に自信を持つ姿はとても輝いているように思えます。カリスマパティシエの秘書として日々忙しく過ごす女性の話に始まり、国民高等難民弁務官事務所に勤め、同僚の夫をアフガニスタンの内戦で亡くした妻の話に終わる一連の物語はどれも物事に熱中することの素晴らしさ、そして苦しさを見事に描いています!
『君が降る日』 島本理央
こちらも短編小説集。三つの物語が収録されています。
事故で死んだ恋人が乗っていた車を運転していた、亡き恋人の親友に惹かれていく女性の話、『君が降る日』。同じ英会話教室に通う男子高校生との関りが失恋したばかりのこころが解放されていく『冬の動物園』。いつも一緒にいるけどこの関係に名前はない。高校生の"友達"の難しさを切なく描いた『野ばら』の三つからなるこの1冊はどれも恋の始まりと終わりを美しく悲しく表現されています。
この本は高校生か中学生に位の時に読んで、最後の『野ばら』に強く心を打たれた記憶のあるお気に入りの本です。特にラストが本当に美しくて切なくて…。その意味に気づいた時は鳥肌ものでした!!
さて、今日はここらで。また本を読んだら書きますね。
ではまた!